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 ケース部分はアクリル透明押出板3mm厚を使用しました。キャスト板より透明度は低いですが十分です。キャスト板ではコストが掛かります。ちなみに板厚3mmでは強度的に不安な面もありましたが、板厚が増せば加工が難しくなるうえにコストも掛かります。店主が加工できる限界は3mmまででした。自作したレイアウトケースの中には700mm×900mm程の大きなものもありますが、天板が多少たわむものの、なんとか大丈夫なようです。たわんで強度的に不安であれば、アクリル棒などをケースの中央部分に支えとして立てる方法もあります。
 ケースの取り扱いには注意が必要で、取外し時などにぶつけたり、ケースをねじったりしないよう注意しています。


 まずはアクリル板のカットです。
 初めてアクリル板の加工を手がけましたので、かなり苦労してしまいました。
 アクリル板の保護シート上に切り出す寸法をケガキして、アクリルカッターで切ります。切り出すまで保護シートをはがさないようにします。まずは、カッターナイフで、切り出し線よりやや外側に切り筋を入れます。いきなりアクリルカッターの刃を入れると、保護シートがめくれて、やりにくくなりますので、カッターナイフで切り込み筋を付けていくと上手くいくようです。アクリルカッターは切るというよりは、何度も繰り返し引っかいてアクリル板に溝を掘り、板を割って切り離す感じです。切り出す寸法より少し余裕を持たせないと小さくなってしまいますので、注意が必要です。この引っ掻く作業は時間と根気が要ります。面倒になって引っ掻くことを少し省いて、溝があまり深くならないうちに割ろうとすると、ヒビが入ったりして上手く割れません。切り口は、尖っていて危険ですので、アクリルカッターでしごいたり、ヤスリなどで整えます。今回は規格サイズの板を買ってそれを切り分けましたが、最初から専門店で希望する寸法で切ってもらってしまったほうがいいようです。

 
接着
 切り出しが終わりましたら、今度は接着します。接着はアクリルサンデーという専用の接着剤を使用します。これがまた、結構難しい。アクリルサンデーの容器から注射針の付いたスポイト(注入器)に接着剤を移し変え、接合部分に沿って一気に流し込みます。ここでは、詳しい接着の仕方などについては割愛します、専門店などで確認してください。
 素人が切ったものは、切り口が凸凹していますので接合部分に隙間があって密着せず、なかなか上手く接着できません。5mmの三角アクリル棒を接合する内側のコーナーに当てて補強としましたので、なんとか接着できましたが、接着剤がはみ出したり、たらたら垂れてしまったり、かなり汚い仕上がりになってしまいました。専門店でカットしてもらったものは、カット面が平らで密着しますので接合は楽です。注射針の付いたスポイトは手の熱で中の接着剤が外に吹き出てきますので、注意が必要です。アクリル板に接着剤をこぼすと、解けて丸いシミができてしまい、取れませんので、接着剤をこぼさないように細心の注意が必要です。保護シート等で覆って万が一こぼれても大丈夫なように養生しておくといいです。
 アクリルサンデーを入れるスポイトは針が付いていて危ないです。誤って針で目や皮膚を刺さないように注意が必要です。またアクリルカッターでの作業も怪我をしないように注意しましょう。


 完成したアクリルケース

  ドックボーン状レイアウトの右側の回転部分のケースです。
 700mm×910mm、
 高さ160mm
 接合部分は5mmのアクリル三角棒で補強してあります
 ドックボーン状レイアウトの左側部分のケースです。
 600mm×760mm、
 高さ160mm

ケースの接合部分は?
 ここが一番問題でした。ぴったりとケースを被せないと埃が入ってしまいます。
 ところが、なかなかいい方法が見つからなくて・・・
 ケースの取り外しは自由にできなければなりませんのでケースどうしを接着するわけにはいきません。
 もちろん、ケースどうしがぴったりとはまってくれればいいのですが、いざベースボード上に被せてみると、少し隙間があいてしまってピッタリというわけにはいきませんでした。設計段階ではぴったりの寸法だったのですが・・・??やはり素人限界を感じました。
 そこでケースどおしの接合部分には5mm厚の防振ゴムを15mm程の幅に切ってケースを覆うように両面テープで接着し、隙間を塞ぐことにしました。
 
 もっといい方法があるかもしれませんが・・・。
 それでも100パーセントとは言えませんが、ケース内にほとんど埃は入らないようです。