
レイアウトの設置場所
Nゲージは実際の150分の1という、まさに手のひらサイズですが、とても精巧にできています。飾っておくだけでも十分に楽しめます。
もちろん動くわけですから、走らせたらもっと楽しい。でも走行させるには、何らかの場所を確保しなければなりません。固定したレイアウトを作ってみたいですが、かなり場所を取りますし、特定のスペースを確保しなくてはなりません。
そこで机上の空きスペースに着目しました。机上には意外と空きスペースがあるもので、その隙間を縫って線路を敷設できないかと考えてみました。机上を列車が走り抜けたら楽しそうだ、と、早速製作にかかりました。
埃の問題
世の中以外と埃が多いものです。小さく精密にできているNゲージにとって埃は大敵です。見た目も悪いですし、走行性能にも多大な影響を及ぼします。掃除も大変です。
そこでアクリルケースでレイアウトを保護することにしました。机上のショーケースの中で列車が走るというわけです。鑑賞するだけでも楽しめますし、走らせるとさらに楽しいです。
アクリルケースの内のレイアウト
レイアウトプランは、
@単線のエンドレス
A長い編成でも走らせられる、8両編成程度なら駅に停車できる
B飽きた場合にもレイアウトの変更ができるように、線路等は固定しない
Cジオラマや建物等は少しづつ配置していく
エンドレスのレイアウトとなると、それなりに場所が必要になりますが、机上の空きスペースに設置しますので、なるべく邪魔にならないようにしなければなりません。そこでドックボーン状の線路配置としました。机の中央部分の隅に沿ってL字型に細長くレールを走らせます。レイアウトの左右には円周部分を設けます。
もちろん、左右に円周部分を設けなければ、ずっと少ないスペースですみます。折り返し運転、もしくは車両の入れ替えができる程度であれば、長方形かL字型のスペースですみます。
当店では、J字型に線路が走るように配置にしましたので、机として使えるスペースはかなり狭くなってしまいましたが、多少の犠牲は仕方ありません。

ケースのサイズ
メンテナンスと作成の容易さ、強度を考えて5つに分割してケースを作成しました。線路のメンテナンス、または改造などの時には分割した各ケースが簡単に取り外せるようにしてあります。
まず、いくつかに分割したベースボートを作成し、これを両面テープなどで結合して全体のベースを作成します。この上に取り外しが容易な大きさに分割したケースを作って被せます。左右の円周部分については、少し大きくなってしまいますが、それぞれケースを作ります。
寸法は、大体ですが、
A・・・奥行760ミリ×横600ミリ、 B・・・奥行280ミリ×横870ミリ、 E・・・奥行700ミリ×横910ミリ、などです。高さはいずれも160ミリです。

ケースの高さについては、色々と検討してみる必要があります。線路の立体交差も考えて高さは160ミリにしましたが、ケースの斜め上方からケース内を見ずらいという状況が発生してしまいました。ケースの天板に壁やケースの周りのものが映ってしまうのです。ケース内を覗くには真横から見えるようにするか、またはケースの高さをもっと低く(立体交差をあきらめて、現状の半分くらい、80ミリくらい)するか、あるいは天板の取付け角度を工夫するか、照明の工夫をするか・・・、検討課題が残りました。
部分的なジオラマ
線路は固定せず、ベースボード上にレイアウトマットを敷き、その上に置くだけです。そして部分的なジオラマを作って置きます。部分的なジオラマを作っていけば、徐々に全体的なジオラマが完成するかもしれません。ジクソーパズルを並べるようにレイアウトにはめ込んでいくのです。
ひとまとまりのジオラマを製作するとなると、かなり入念に計画を立てないとなりませんし、製作にも時間がかかります、列車が走るようになるまでには大変です。
車両のディスプレイと、走行を主体と考え、最初から壮大な計画を描かず、少しずつ発展させていくことにしました。
レイアウトを組んでも、しばらくすると飽きて、改造したくなります。予算や時間に応じてジオラマを増やしたり、線路を増やしたりして改造ていくのも楽しそうです。